【2026初期デッキ】ダイゴのメタグロスexデッキ解説~ダイゴが導く、鋼と超の多彩な攻撃網~【PTCGL】

ダイゴのメタグロスex(Steven’s Metagross ex)デッキは、特性「エクスブート(X-Boot)」でエネルギーをどんどん供給し、色々なアタッカーを状況に合わせて使い分けていくデッキです。
この記事では、序盤から終盤までの動かし方と、改善したいときに入れたいカードを順番に紹介していきます。
配布時のデッキリスト
配布時のデッキリストです。記事下部にはカスタマイズしたデッキリストも掲載しています。

① 基本の回し方
序盤:まずは盤面の土台を作る

最初の目標は、ダイゴのダンバル(Steven’s Beldum)を2体、ゲノセクトex(Genesect ex)、プルリル(Frillish)をベンチに並べることです。ここがすべてのスタート地点になります。

並べられたら、ゲノセクトexの特性「メタルシグナル(Metallic Signal)」を使いましょう。山札から進化ポケモンを2枚まで手札に加えられるので、ダイゴのメタング(Steven’s Metang)とダイゴのメタグロスexを持ってきて、次のターンの進化につなげられると理想的です。

プルリルを場に出せたら、技を使っていくのですが、先攻か後攻かで、序盤の妨害が少し変わります。後攻なら、プルリルのワザ「うみのかげ(Oceanic Gloom)」で相手のグッズをつかえなくし(グッズロック)、相手の出だしを遅らせるのがおすすめです。
先攻2ターン目からでも「うみのかげ」は使えますが、もう一歩踏み込むなら、プルリルをブルンゲルex(Jellicent ex)に進化させる動きが強力です。ブルンゲルexがバトル場にいる間は、特性「うみののろい(Oceanic Curse)」で相手はグッズを使えず、ポケモンのどうぐもつけられなくなります。相手の動きを大きく縛りながら、自分は落ち着いて盤面(場の状況)を整えていきましょう。しかし、ブルンゲルexに進化すると、相手がボスの指令を使用してきた場合にグッズロックが解除されてしまうので気をつけましょう。
中盤:エクスブートでアタッカーを育てる

ダイゴのメタグロスexが完成すると、いよいよこのデッキの本領発揮です。特性「エクスブート」で、山札から基本鋼エネルギーと基本超エネルギーを、鋼タイプ・超タイプのポケモンに好きなようにつけられます。これを使ってアタッカーを育て、攻撃に移っていきます。
最初のアタッカーには、ブルンゲルexがおすすめです。ワザ「パワープレス(Power Press)」は通常2エネで80ダメージと小さめですが、エネルギーが4つ以上ついていれば160ダメージになります。しかも、うみののろいでグッズとポケモンのどうぐを封じる「壁」としても機能するので、相手にとってかなり厄介な存在になります。
また、ゲノセクトexのワザ「プロテクトチャージ(Protect Charge)」による次の番のダメージ軽減、ダイゴのメタグロスex自身のHP340という高さ、そしてスタジアム「フルメタルラボ(Full Metal Lab)」を組み合わせれば、相手の攻撃を耐えながら戦えます。一撃で倒し切るより、しぶとく場に残って一歩ずつサイドを取っていきましょう。
終盤:相手に合わせてアタッカーを選ぶ

メガクチートexのワザ「がっつく(Gobble Down)」は、自分がとったサイドの枚数×80ダメージを出せるフィニッシャー(最後の詰め役)です。サイドを4枚とっていれば320ダメージになり、HP320のドラパルトex(Dragapult ex)も倒せるようになります。試合が進むほど火力が伸びるので、終盤の決め手としてとても頼りになります。
メガエアームドexのワザ「ソニックリッパー(Sonic Ripper)」も覚えておきたい選択肢です。このポケモンについているエネルギーを山札に戻しながら、相手の場のポケモン1匹に220ダメージを与えられます。山札に戻ったエネルギーは、ダイゴのメタグロスexのエクスブートでまた使えるので、アタッカーが倒されて、エネルギーを失うデメリットをしっかり補えるのが噛み合っています。
さらにソニックリッパーはベンチのポケモンも狙えるので、キチキギスex(Fezandipiti ex)やニャースex(Meowth ex)のような、ベンチでサポートするたねポケモンexを倒せます。これらのexは、ベンチを守るためによく採用されるシェイミ(Shaymin)の特性「はなのカーテン(Flower Curtain)」の対象外です。はなのカーテンは「ルールを持たない(exではない)ベンチのポケモン」しか守れないため、キチキギスexやニャースexには確実にダメージを通せる、というわけです。
② このデッキを改善するなら入れたいカードとその理由
ダイゴのメタグロスexデッキは、鋼タイプ、又は超タイプのポケモンで攻撃をしていくため、それぞれのタイプのポケモンのアタッカーの候補、および入れ替え候補のトレーナーズを紹介します。
≪鋼タイプ≫
エンペルトex(Empoleon ex)

エンペルトexは、相手のワザの「効果」を受けない特性と、次の相手の番に受けるダメージを-60にするワザを持つ、とても硬い2進化アタッカーです。エクスブートで直接エネルギーをつけられるうえ、ゲノセクトexのメタルシグナルで山札から手札に加えられます。スタジアム フルメタルラボと重ねれば一撃では倒されない壁になり、このデッキの耐久プランととても噛み合います。
進化前のポッチャマと合わせて、1-1で採用し、サイドに落ちていなければゲームで使うようにするのがおすすめです。
ディアルガ(Dialga)

ディアルガは、たねポケモンの鋼アタッカーです。ワザを使うときに自分についているエネルギーを山札に戻すと、ダメージを大きく上げられます(最大160ダメージ)。山札に戻ったエネルギーはエクスブートで再利用できるため、ソニックリッパーと同じように「撃ちながらエネルギーを循環させる」動きができます。メガエアームドexとは違って、倒されてもサイドを1枚しかとられないため、手軽なサブアタッカーです。
ゲノセクトex 2枚目
ゲノセクトex 2枚目は、序盤の安定感を底上げしたいときの候補です。このデッキはメタルシグナルでダイゴのメタングやダイゴのメタグロスexを引き込む動きが要になるため、2枚目があると「ゲノセクトexを引けずに動けない」事故を減らせます。立ち上がりの遅さという弱点をやわらげつつ、プロテクトチャージで戦える保険にもなります。
≪超タイプ≫
ラティアスex(Latias ex)

ラティアスexは、特性「スカイライン(Skyline)」で自分のたねポケモン全員のにげるためのエネルギーをすべてなくす、たねポケモンの超アタッカーです。にげるが重いプルリルなどを軽くしてあげられるので、バトル場に縛られて動けなくなる事故を減らせます。ワザ「むげんのやいば(Eon Blade)」は200ダメージで、エクスブートからもエネルギーをつけられます(ただし2進化のダイゴのメタグロスex自身のにげるは軽くできない点には注意)。
リーリエのピッピex(Lillie’s Clefairy ex)

リーリエのピッピexは、特性「フェアリーゾーン(Fairy Zone)」で相手のドラゴンポケモン全員の弱点を超タイプにできる、たねポケモンの超アタッカーです。打点が低めというこのデッキの弱点を補い、HPの高いドラパルトexのようなドラゴンexにも弱点を突いて大ダメージを通せるようになります。ワザ「フルムーンロンド(Full Moon Rondo)」はベンチの数だけ火力が伸び、エクスブートで起動できます。
ロケット団のミミッキュ(Team Rocket’s Mimikyu)

ロケット団のミミッキュは、相手のバトル場のテラスタルポケモンのワザをコピーして使える、にげる0の超ポケモンです。相手の強力なテラスタルのアタッカーに対して、その大技をそのまま撃ち返せる対抗札になります。エクスブートでエネルギーをつけられるので、相手次第でピンポイントに刺さるサブプランとして1枚あると便利です。
デオキシス(Deoxys)

デオキシスは、ワザ「サイコスピア(Psyspear)」で120ダメージを与え、ワザに必要なぶんより2個多くエネルギーがついていれば、相手のベンチポケモン1匹にも120ダメージを飛ばせる、たねポケモンの超アタッカーです。エクスブートで超エネルギーをまとめて供給すれば、この「ベンチも同時にねらう」動きを決めやすくなります。バトル場とベンチを一気に削れるので、相手のサポート役を巻き込んで倒したい場面で活躍します。
≪トレーナーズ≫
ロケット団のレシーバー(Team Rocket’s Transceiver)

ロケット団のレシーバーはサポートのロケット団のラムダ(Team Rocket’s Petrel)を手札に加えるためだけに採用しています。下記でも紹介しますが、エーススペックをプレシャスキャリーにする場合、ロケット団のラムダを使用できる確率を上げるために採用しても良いと思います。
他のエーススペックの場合でも中盤以降にロケット団のラムダを使って、エーススペックを手札に加えるために使えるので、ロケット団のラムダの採用枚数を増やし、かつこのカードを加えることで、デッキの再現性(自分の理想的な動きをする確率)を上げることができます。
タケシのスカウト(Brock’s Scouting)

タケシのスカウトは、山札からたねポケモンを2枚まで、または進化ポケモンを1枚、手札に加えられるサポートです。序盤に必要なダイゴのダンバルやゲノセクトex、プルリルを揃えたり、ダイゴのメタングやダイゴのメタグロスexを引き込んだりと、進化の多いこのデッキの準備をスムーズにしてくれます。
ジプソ(Philippe)

ジプソは、トラッシュから基本鋼エネルギーを2枚まで選んで、自分の鋼ポケモン1匹につけられるサポートです。超エネルギーと鋼エネルギーを1枚ずつしか供給できないエクスブートを補い、トラッシュから一気に鋼エネルギーを2枚加速できるのが魅力です。山札にエネルギーがない状態でも、倒されたアタッカーのエネルギーを回収しつつ、次のアタッカーを作成することができます。
≪エーススペック≫
プレシャスキャリー(Precious Trolley)

プレシャスキャリーは、山札からたねポケモンを好きなだけベンチに出せるグッズのエーススペックです。1枚でダイゴのダンバル2体・ゲノセクトex・プルリルといった序盤の盤面を一気に並べられるので、序盤の再現性を上げ、立ち上がりの遅さを大きく改善できます。
ヒーローマント(Hero’s Cape)

ヒーローマントは、つけたポケモンの最大HPを+100にするポケモンのどうぐのエーススペックです。もともとHP340と高いダイゴのメタグロスexにつければHP440になり、フルメタルラボと合わせて、さらに倒されにくい壁を作れます。耐久重視で組みたいときの選択肢です。
入れ替え候補
ヒカリ(Dawn):進化ポケモンはゲノセクトexの特性で手札に加えることができるため、不採用にしても良いと思います。
ポケモン入れ替え(Switch):ラティアスexを採用することで、採用枚数を減らしてもよくなりますが、ダイゴのメタグロスexが逃げるエネルギーが多く、バトル場に呼び出されて時間を稼がれることもあるため、1枚は採用したいです。
その他のカードはどのエーススペックを採用するかによって変わってくると思います。
プレシャスキャリーを採用することで、なかよしポフィンやポケパッドの枚数を絞ることができたり、
ヒーローマントであれば、フルメタルラボの枚数を絞ることができると思います。
改善したデッキリスト

改善デッキリストでは、エーススペックをプレシャスキャリーにしました。
この場合、後攻を選択し、後攻1ターン目は、
(ロケット団のレシーバー→)ロケット団のラムダ→プレシャスキャリーで
ダンバル×2、ゲノセクトex、ラティアスex、プルリルをベンチに一気に出す動きを目指しましょう。
③ 使用時に注意すべきポイント
注意点❶:エクスブートは「鋼エネルギー1枚+超エネルギー1枚」までしか持ってこられない

エクスブートは強力な特性ですが、持ってこられるのは基本鋼エネルギーと基本超エネルギーを「それぞれ1枚ずつ」までです。つまり、基本超(鋼)エネルギーを2枚一気に山札からつける、といった使い方はできません。
たとえばメガクチートexの「がっつく」で攻撃したい場面では、2体のダイゴのメタグロスexができた状態で、エクスブートを2回使用して鋼エネルギーをつける、もしくは1回のエクスブートに加えて手札からも基本鋼エネルギーを手張りする、といった工夫が必要になります。
PTCGL上でこのミスが起きることはありませんが、紙のポケモンカードでこのデッキを使用する際にはテキストを勘違いして起こりうる間違いなので、自分はもちろん、相手がこのデッキを使用して、この間違いをした時に指摘できるようにしておきましょう。
注意点❷:エネルギーの置き場所は一手先まで考える
ソニックリッパーでエネルギーが山札に戻る動きもあるため、「今どのポケモンに何個ついているか」「次に誰で攻撃したいか」を意識してエネルギーを配分するのが大切です。なんとなくつけてしまうと、いざ攻撃したいターンにエネルギーが1個足りない、という事故につながります。
エクスブートで山札から供給できる分と、手札から手張りできる分を合わせて、一手先のアタッカーまで見据えて置き場所を決めていきましょう。
もうひとつ気をつけたいのが、エクスブートでエネルギーをつけすぎないことです。山札のエネルギーには限りがあるので、欲張って一気に持ってくると、山札からエネルギーが尽きてしまい、その後の供給が続かなくなります。さらに、ダイゴのメタグロスexはにげるためのエネルギーが3個と重いため、バトル場に取り残されると下げられず、そのまま縛られて(バトル場から動けなくなって)攻撃を受け続けることがあります。
必要な分だけ供給して、山札にもエネルギーを残しておくことや、トラッシュから山札にエネルギーをもどせるエネルギーリサイクル(Energy Recycler)を使えるようにしておくことを意識しましょう。
注意点❸:ソニックリッパーで「ベンチのテラスタルポケモン」は狙わない

テラスタルのポケモンには、「ベンチにいるかぎりワザのダメージを受けない」というルールがあります。そのため、ベンチも狙えるソニックリッパーでも、ベンチにいるテラスタルのポケモンにはダメージが入らず、せっかくの220ダメージがまるまる無駄になってしまいます。
ベンチのポケモンを狙うときは、相手がテラスタルかどうかを確認してから撃ちましょう。テラスタルのポケモンを倒したいときは、ボスの指令などでバトル場に呼び出してから攻撃するのが基本になります。
④ このデッキの強みと弱み
強み:様々なアタッカーを選択できる

このデッキの最大の強みは、状況に合わせて色々なアタッカーを選べる対応力です。ブルンゲルexで妨害しながら殴る、メガクチートexのがっつくで一気に詰める、メガエアームドexのソニックリッパーでベンチを狙う、といったように、相手に「いちばん刺さる攻撃」を選べます。
たとえば、ドラパルトexのように準備に数ターンかかる相手には、プルリルやブルンゲルexで時間を稼ぎながらサイドを先行できます。相手のキチキギスexやニャースexのように、ベンチで盤面を支えるたねポケモンexも、ソニックリッパーで直接倒しにいけます。ひとつの勝ち筋に縛られないぶん、苦手な盤面でも答えを見つけやすいのがこのデッキの魅力です。
弱み:育成に時間がかかり、打点も低め
弱みは大きく2つあります。ひとつは、2進化のダイゴのメタグロスexの育成に時間がかかることです。エクスブートが動き出すまではエネルギー供給が安定しないため、準備が整う前に押し切ってくる速攻タイプのデッキは、どうしても苦手になりがちです。
もうひとつは、1回あたりの打点が低めなことです。HPの高いポケモンexを一撃で倒し切れず、複数回攻撃しなければならない場面が出てきます。だからこそ、序盤のプルリルの「うみのかげ」やブルンゲルexの特性「うみののろい」で相手を遅らせて時間を稼ぎ、その間にメタグロスexを完成させる立ち回りが大切になります。ふしぎなアメで育成を早める工夫も有効です。
まとめ

ダイゴのメタグロスexデッキは、序盤の妨害でテンポを取りながらメタグロスexを育て、完成後はエクスブートで多彩なアタッカーを使い分けて戦う、対応力の高いデッキです。特に、今の環境のドラパルトexには、リーリエのピッピexを採用することで、超タイプのポケモンで弱点をつけて戦えるようになったり、鋼タイプの弱点である、炎タイプのデッキが環境に少ないことも追い風になっています。
最初はアタッカーの選び方、エネルギーの管理、苦労するかもしれません。ですが、まずは「序盤に妨害しながら盤面を作る→中盤にメタグロスexを完成させる→終盤に相手へ刺さるアタッカーで押し切る」という流れを意識してデッキを回していくようにしてみてください。慣れてきたら、改善カードで対応力を広げて、自分だけのダイゴのメタグロスexデッキに作ってみてください。
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