コラム

海外ポケカ公式が工場盗難に関する声明発表「製品への影響なし」

海外ポケモンカード公式が、最近話題になっていた工場からレアカードが持ち出された事件について海外メディアに声明を出しました。

「弊社は、弊社のIPと関連製品の保護を非常に重要視しています。この件はまだ調査中であり、現時点では詳細についてコメントすることはできません。しかし、Sword & Shieldシリーズのブースターパックと製品は意図した通りに小売店に出荷され、製品の完全性が確認され、盗難や未確認の盗難によって影響を受けたという兆候はないことを確認することができました。さらに、当社はカードゲーム事業の生産とセキュリティの両面で大幅な投資を続けています。私たちは、ファンの皆様が私たちと私たちの製品に寄せてくださった信頼を大切にしており、これらの投資は、私たちがその信頼を維持し続けるためのものです。」

同社は、盗難が行われたことを肯定も否定もしていません。おそらく訴訟が進行中であるためです。

カードは、製造段階で箱に収納された状態で盗まれたようです(特別な加工のある上位レアカードは、その質感から他のカードとは別に印刷されています)。

レアカードは大きなシートに印刷され、個々のカードにカットされ、長い白い箱に収納されます。

その白い箱は段ボール箱に詰められ、カードをブースターパックに分類する機械に送られます。

機械は、カードのレアリティに応じて、それぞれのブースターパックに異なる箱のカードを装填します。

つまり、レアカードの割合が適切でないパックは工場から出荷されないはずです。そうでなければ、パックにカードが欠けてしまい、正常な枚数封入されていないことになってしまいます。

また、工場ではブースターパック1つ1つの重量を測定しています。これはパックに適切な量のカードが入っていることを保証するだけでなく、パックに挿入するコードカードを把握するためでもあります。(コードカードとはPTCGLのコードが記載されたカードのこと)

シークレットレアは普通のカードより重いので、その重量差を打ち消すために軽いコードカードをパックに入れるのです。(そのため、不適切な重さのパックが工場から出荷されることはありませんし、ましてや印刷全体が影響を受けるほどの規模になりません。)

盗難の影響を受けたと噂されていた海外パック「Fusion Strike」はもともとレアカードの排出率が悪いパックであったようです。SVシリーズからは改善されています。

なお。この事件は海外ポケモンカードの生産拠点で発生したものであり、日本のポケモンカードへの影響はありません。


source : https://www.pokebeach.com/2023/04/tpci-issues-statement-on-factory-theft-no-products-impacted