海外のポケモンカード公式が、剣盾からポケモンカードに参加した10名のイラストレーターを紹介しました。以下意訳です。
ポケモンTCGのカードで強烈な第一印象を残したアーティストを紹介します。
ポケモンカードSword & Shieldシリーズが終了し、新たに発見された地域が登場する今、剣盾でデビューしたアーティストを祝福する絶好の機会です。2020年2月の発売後、本シリーズはバトルスタイルを世界に紹介し、非常に愛らしいトレーナーギャラリーを立ち上げ、数えきれないほどの素晴らしい作品をプレイヤーやファンに提供しました。ポケモンカードの歴史に新たなポケモンや環境が加わるように、新たなアーティストが活躍する場も広がっています。
ここでは、独特のスタイルを持つイラストレーターから、トレーナーとポケモンの絆を表現する特別な才能を持つアーティストまで、本シリーズで初めてポケモンカードを制作した才能あるアーティスト10名を紹介します。
OKACHEKE
『Pokémon TCG: Sword & Shield—Chilling Reign』から参加したOKACHEKEは、これまでに30枚以上のカードイラストを手がけてきました。鮮やかな色彩と独特のスタイルで、ただポケモンを描くだけでなく、ポケモンの世界観を表現し、見る人を惹きつけます。特に光の表現は、他の追随を許さないほどです。
どの作品も素晴らしいですが、『Pokémon TCG: Sword & Shield—Brilliant Stars』トレーナーギャラリーのマホイップの絵は、彼の作品の中でもハイライトといえるでしょう。
Narumi Sato
2019年、株式会社クリーチャーズは、日本国内のアーティストにオリジナルポケモンカードイラストを制作してもらう「第1回ポケモンカードゲームイラストグランプリ」を実施しました。Narumi Satoは、イーブイが柵の下をくぐる愛らしいイラストで準グランプリを獲得しました。この作品は、Narumi Satoにとって、単なる始まりにすぎませんでした。
『Pokémon TCG: Shining Fates』で初めて公式カードを描き、その後、20枚以上のカードを描いています。最初のイーブイの絵に見られるように、Narumi Satoは、ポケモンの日常生活に焦点を当て、束の間の優しい瞬間を、柔らかい水彩画のようなスタイルで捉えることを好みます。
Atsushi Furusawa
Atsushi Furusawaは、『Pokémon TCG: Sword & Shield—Chilling Reign』のラプラスのイラストで注目を集めました。以来、シリーズ20枚以上のカードを描いています。ポケモンも設定もバラエティに富んでいますが、多くのポケモンが微笑みを浮かべて描かれており、見ていて思わず微笑んでしまいます。
最も印象深いのは、『Pokémon TCG: Sword & Shield—Lost Origin』のトレーナーギャラリーで、ポケモンを捕まえた後、トレーナーと一緒に木の下で昼寝をするピカチュウが描かれています。
Souichirou Gunjima
Souichirou Gunjimaは、『Pokémon TCG: Shining Fates』でデビューして以来、50枚以上のカードのイラストを手がける、最も多作な新人アーティストの1人です。
イーブイ、ピカチュウ、ジュナイパ―、バサギリなど様々なポケモンを描いていますが、彼の作品に共通するテーマは「動き」です。Souichirou Gunjimaは、バトルや生活など、ポケモンのアクションを描くことを得意としています。
Teeziro
多くのアーティストと同様、Teeziroも『Pokémon TCG: Sword & Shield—Chilling Reign』からデビューしています。お腹を空かせたモルペコが木の実を取っている様子や、静かに頬杖をついているヒノアラシの様子など、大小様々な個性を表現するのが得意なアーティストです。
トレーナーギャラリーのカードは非常に人気がありますが、Teeziroは『Sword & Shield—Silver Tempest』で2枚のイラストを描いています。エリートトレーナーが地図を見ながら、クリムガンを横目に平和な時間を過ごしている様子や、メイとジャローダVがよく通る道を、良き仲間と共に探検する喜びと驚きを表現しています。
KIYOTAKA OSHIYAMA
『Sword & Shield—Battle Styles』でデビューして以来、KIYOTAKA OSHIYAMAは20枚以上のポケモンカードのイラストを手がけてきました。その作風は、奇抜かつ大胆で、鮮やかな色彩と躍動感にあふれ、一枚一枚を二度、三度と見返したくなるような魅力にあふれています。
ハルカがバシャーモVMAXの足にしがみついて突進してきたり、ドーブルがビーダルと一緒に自撮りしていたり、アーティストのユーモアセンスが光るアートワークが特徴的です。ポケモンカードの世界を、独自の視点で楽しく表現しています。
Oswaldo KATO
Oswaldo KATOは、『Pokémon TCG: Sword & Shield』シリーズでデビューした、40枚以上のイラストを持つ多作な新人アーティストの一人です。実は、彼の作品が初めて登場した「Pokémon TCG: Sword & Shield—Chilling Reign」では、彼のカードが5枚採用されています。
彼のイラストレーションは、ライティングや線描による質感の表現が特徴です。Oswaldo KATOは、ドダイトス、ヌメラ、パラセクトなど多くのポケモンを描いたほか、コトブキムラ、頂への雪道、大口の沼など、スタジアムカードのイラストを多数手がけています。
takuyoa
ポケモンTCGに新しいアーティストが登場する中、takuyoaの得意分野はポケモンVの驚異的なパワーを表現することにあるようです。
『Pokémon TCG: Sword & Shield—Fusion Strike』でデビューした後、takuyoaは10枚以上のカードのイラストを担当し、そのうちの1枚以外はすべて「ポケモンV」です。
フーパV、れんげきウーラオスV、キュレムVなど、彼の手がけたカードは非常に魅力的です。今後もこの作家のアートに期待したいところです。
GIDORA
『Pokémon TCG: Sword & Shield—Brilliant Stars』では、「ソニア」が「パルスワンV」と一緒に冒険に出かけようとする姿を描いたトレーナーギャラリーが公開され、GIDORAは最初からとても可愛らしい印象を与えてくれました。
また、『Pokémon TCG: Sword & Shield—Lost Origin』のトレーナーギャラリーでは、ダンデとリザードンがソファでくつろぎ、ダンデがパートナーのポケモンをかいてあげている様子が描かれており、遊び心も満載です。ポケモンとトレーナーの絆や個性を表現するGIDORAの手腕が発揮された、かわいさ満点のカードです。
Shinji Kanda
アーティストにはそれぞれ独自のスタイルや視点がありますが、中には一目で自分の作品だとわかるようなイラストを描くアーティストもいます。『Pokémon TCG: Sword & Shield-Brilliant Stars』で初めてポケモンカードを制作したShinji Kandaも、そんなアーティストの一人です。
Shinji Kandaの作品は、色彩、線、質感が見事に調和し、非常にシュールで印象的なイメージに仕上がっています。どのカードも、描かれているポケモンの精神に合ったユニークな美しさを持っていますが、Shinji Kandaの『Pokémon TCG: Sword & Shield—Lost Origin』のギラティナとアリアドスは、数ある作品の中でも特別な存在です。
おわりに
これらのイラストは、「Sword & Shield」シリーズで見ることができた、素晴らしいカードのほんの一部に過ぎません。今後も「Pokémon TCG: Scarlet & Violet」では、新しいアーティストのデビューや新ポケモンの登場など、さらなる進化を遂げていくことでしょう。
source : https://www.pokemon.com/us/pokemon-news/pokemon-tcg-sword-shield-series-artist-debuts?cid=&utm_source=tw&utm_medium=social&utm_campaign=tcg&utm_term=swshartistretrospective