【2026初期デッキ】Nのゾロアークexデッキ解説~集え!Nのポケモンたち!~【PTCGL】

Nのゾロアークex(N’s Zoroark ex)デッキは、自前のドロー特性で山札をどんどん引き進めながら、ベンチに並べたさまざまな「Nのポケモン」の技を使い分けて戦う悪(あく)タイプのデッキです。サポートに頼らず手札を増やせる安定感と、相手に合わせて攻撃を変えられる柔軟さが魅力で、考えることは多いですが、使いこなせば非常に強力なデッキです。
主役のNのゾロアークexは、特性とりひき(Trade)でドローを進めながら、技ナイトジョーカー(Night Joker)でベンチのNのポケモンの技をコピーして攻撃できます。
1枚で「ドロー役」と「アタッカー」の二役をこなせるのが、このデッキの強さの核になっています。
配布時のデッキリスト
配布時のデッキリストです。記事下部にはカスタマイズしたデッキリストも掲載しています。

① 基本の回し方
このデッキは、Nのゾロアークexを3体並べて、特性とりひきで山札をドローしながら、相手に合わせたNのポケモンの技で攻撃していくのが基本の流れです。
序盤(1ターン目):Nのゾロアを展開する
まずは仲良しポフィン(Buddy-Buddy Poffin)を使って、Nのゾロア(N’s Zorua)を3体並べることを目標にポケモンを展開します。相手のデッキがわかっていて、後攻1ターン目や先攻2ターン目から攻撃してきそうな場合は、Nのゾロアを4体目まで出せると安心です。
このデッキはゲームを通して、3体のNのゾロアークexを作ることを目標に盤面を組み立てていきます。まずはその土台となるNのゾロアをしっかり並べましょう。

Nのダルマッカのところは相手のデッキに合わせて、NのレシラムやNのゼクロムをおきましょう
中盤(2ターン目以降):とりひきで山札をドローしていく

2ターン目以降、Nのゾロアをゾロアークexに進化させ、特性とりひきを使ってたくさんドローしていきます。進化させるために、サポートのシアノ(Cyrano)がしっかり採用されているので、このカードやリーリエの決心(Lillie’s Determination)のドローで、まずはNのゾロアークexをたくさん作っていきます。シアノはポケモンexをサーチできるので、Nのゾロアークex本体を手札に加えられます。

エネルギーは手張りでつけるだけでなく、複数の方法で加速できます。Nのポイントアップ(N’s PP Up)を使えばトラッシュの悪エネルギーをベンチのNのゾロアークexにつけられますし、サポートのアンズの秘技(Janine’s Secret Art)を使えば山札から悪エネルギーをつけられます。これらを駆使して、技を使うための条件を満たしていきましょう。
終盤:相手に合わせてアタッカーを使い分ける
Nのゾロアークexの技ナイトジョーカーは、ベンチのNのポケモンの技を使えるのが最大の特徴です。このデッキでナイトジョーカーの的として使えるNのポケモンは、Nのゾロア、Nのダルマッカ(N’s Darumaka)、Nのヒヒダルマ(N’s Darmanitan)、Nのレシラム(N’s Reshiram)、Nのゼクロム(N’s Zekrom)です。
このうちNのゾロアとNのダルマッカの技を使う機会はほとんどありませんが、選択肢としては頭に入れておきましょう。実戦で主力になるのは、次の3体です。

Nのヒヒダルマの技ひだるまキャノン(Flamebody Cannon)は、バトル場とベンチの両方のポケモンを同時に攻撃できるのが強力です。エネルギーをトラッシュしてしまいますが、ポケモンのどうぐの力の砂時計をつけておくと、番の終わりにトラッシュからエネルギーをつけ直せるので、次のターンも続けて攻撃しやすくなります。
Nのレシラムは、技イノセントフレイム(Virtuous Flame)で170ダメージの中打点を刻めるほか、乗っているダメカン(ダメージカウンター)が多いほどダメージが上がる技パワーレイジ(Powerful Rage)も持っています。このデッキのエーススペックはヒーローマントになっており、高耐久を生かして、パワーレイジを使うことが可能になっています。
Nのゼクロムは、技ランページサンダー(Rampaging Thunder)で250ダメージという大ダメージを出せます。使った次のターンに技を使えなくなるデメリットがありますが、スタジアムで簡単に逃げられるので、Nの城(N’s Castle)を貼って別のNのゾロアークexを用意しておけばそちらで攻撃できますし、モモワロウex(Pecharunt ex)の特性しはいのくさり(Subjugating Chains)で再びバトル場に出せば、ランページサンダーを連打することもできます。
このNのヒヒダルマ、Nのレシラム、Nのゼクロムの3体の技を、相手に合わせて使い分けながら戦っていきましょう。
終盤に勝つために必要なカードが揃えられるよう、序盤からしっかりNのゾロアークexの特性とりひきを使って山札を引いておくことが大切です。こうしておけば、相手にアンフェアスタンプ(Unfair Stamp)やスペシャルレッドカードのような手札干渉を使われても、立て直して勝ち切れます。
② このデッキを改善するなら入れたいカードとその理由
基本の動きに慣れてきたら、以下のカードを試して自分好みに調整してみてください。
マシマシラ(Munkidori)

特性アドレナブレイン(Adrena-Brain)でダメカンを移動できるポケモンです。この特性を使うのに必要な悪エネルギーがデッキにしっかり入っているうえ、Nのポイントアップやアンズのひぎでマシマシラにエネルギーをつける余裕も作れます。自分のポケモンのダメージを相手に押し付けたり、味方を実質的に回復したりと、できることが広がります。また、モモワロウexのしはいのくさりを使って、Nのゾロアークexを毒状態にすることで、ポケモンチェックでダメカンを自分で生成することができるので、マシマシラのアドレナブレインを能動的に使うことができます。
イベルタル(Yveltal)

技わしづかみ(Clutch)で、相手のバトルポケモンを逃げられなくできるポケモンです。相手の攻撃してこなさそうなポケモン(ニャースex〈Meowth ex〉、シェイミ〈Shaymin〉、ラティアスex〈Latias ex〉など)をボスの指令(Boss’s Orders)で呼び出し、わしづかみで縛ることで時間を稼げます。その間にとりひきで山札を引き進めたり、技を使う準備を整えたりできます。
スボミー(Budew)

Nのゾロアークexが攻撃する準備が整うまで、相手の動きを遅らせるために採用する選択肢です。スボミーの技むずむずかふん(Itchy Pollen)で相手のグッズを止めて、こちらの準備の時間を作れます。
ノコッチ(Dunsparce)/ノココッチ(Dudunsparce)/ノココッチex

ノココッチの特性にげあしドロー(Run Away Draw)を使えば、Nのゾロアークexのとりひきに加えてさらにドローできます。引いた後に自分は山札に戻るので、空いたベンチに別のNのポケモンを置けるのも便利です。
ノココッチexは、Nのゾロアークexが苦手とするオーガポンいしずえのめんexやイワパレスを攻略するためのアタッカーとして使えます。また、Nのゾロアークexは草弱点なのでオーガポンみどりのめんex(Teal Mask Ogerpon ex)に倒されてしまいますが、相手の場にポケモンexがたくさんいれば、ノココッチexで攻撃して切り返すこともできます。終盤に使わなくなったノコッチたちは、とりひきのコストにできるのも無駄がありません。
Nのゼクロム(N’s Zekrom)2枚目
さまざまなNのポケモンが採用されていますが、中でもNのゼクロムはダメージの高い技を使えるため、サイドに落ちてしまうリスクも考えると、2枚採用しておくと確実に場に出せて安心です。
スペシャルレッドカード/アンフェアスタンプ(Unfair Stamp)

エーススペック(ACE SPEC)の枠で、どちらを採用するか選べます。
スペシャルレッドカードは最新弾で追加された干渉カードで、今のカードプールでは相手の手札に干渉できる手段が少ないため、非常に強力です。
アンフェアスタンプは第二の候補です。相手の手札に干渉しつつ自分はドローできるため、今のカードプールの多くのデッキで使われているエーススペックで、このデッキとも相性抜群です。
なお、ヒーローマント(Hero’s Cape)で高耐久のNのゾロアークexを押し付ける動きも強力なので、エーススペックの選択肢に加えてこちらもぜひ試してみてください。そのうえで、自分にはどのエーススペックが合っているか判断してみましょう。
パンクメット

このデッキに足りない打点を補うために採用する選択肢です。乗せるダメカンは4つで、くさりもち(Binding Mochi)の打点上昇と同じですが、毒状態にする必要がないことや、複数回の攻撃で倒してくる相手に負担をかけられるのが良い点です。
タケシのスカウト

スボミーのむずむずかふんを受けている最中でも、たねポケモンを手札に加えられるカードです。たねポケモンに限らずNのゾロアークexもサーチできるので、序盤・中盤にしっかり役立ちます。
暗号マニアの解読

山札の上2枚を固定することで、とりひきで引きたいカードを手札に加えられるカードです。むずむずかふんを受けている中でゾロアークを引き込んだり、エーススペックを引いたりと、さまざまな使い方ができます。
からておうの稽古(Black Belt’s Training)

足りない打点を補えるカードです。あと少しダメージが届かずに相手を倒しきれない場面で、火力の底上げに役立ちます。
ボスの指令(Boss’s Orders)3〜4枚目
相手のベンチのポケモンをバトル場に呼び出せるサポートです。打点を上げずとも倒せるポケモンを引きずり出したり、相手の準備中のポケモンを狙ったりと、このデッキの立ち回りと相性が良いので、3〜4枚に増やすのもおすすめです。リーリエの決心に依存せず、山札をドローできるため、サポート権をボスの指令に使いやすいのも良い点です。
入れ替え候補
配布デッキリストから上記で紹介したカードを入れてアレンジする場合、以下のカードは優先的に入れ替え候補に上がってくるカードになると思います。
- Nのダルマッカ、Nのヒヒダルマ
- エネルギーリサイクル
- とりかえチケット
- ふうせん
- 力の砂時計
- ジャッジマン
- ロケット団のラムダ
改善したデッキリストが以下の通りです。

入れ替え候補のカードは、不採用、及びNのダルマッカ、Nのヒヒダルマの枚数を減らし、空いた枠にイベルタル、スペシャルレッドカード、からておうの稽古、暗号マニアの解読を採用しました。
さらにNのゼクロム、ボスの指令、ポケパッド、くさりもちの採用枚数を増やし、さらに、エーススペックはアンフェアスタンプにすることで、よりデッキパワーを上げました。
あくまでも改善の一例ですので、上記で紹介した他のカードも含めてPTCGL上でたくさん対戦して、検討してみてください。
特に、スボミーやパンクメットは採用したかったが、枠の都合上今回のデッキリストには入っていないカードになりますので、是非試してみてください。
③ 使用時に注意すべきポイント
このデッキを使う上で、初心者の方が見落としがちなポイントを紹介します。
よくあるミス❶:NのポケモンがいないとNのゾロアークexが攻撃できない

Nのゾロアークexのナイトジョーカーは、ベンチのNのポケモンの技をコピーする技です。そのため、ベンチにNのゾロアークex以外のNのポケモンがいないと、技を選んでも何も起こらずに番が終わってしまいます。
PTCGL上では、Nのゾロアークexさえいればナイトジョーカー自体は選択できてしまうので、Nのポケモンを置き忘れて技選択してしまい番を無駄にしないよう注意しましょう。
よくあるミス❷:ランページサンダー後の立ち回りを間違える

Nのゼクロムの技ランページサンダーを使った後は、技の効果で次の自分の番に攻撃できなくなります。これを忘れてしまうことがあるので、基本の回し方で紹介したように、Nの城やモモワロウexを使って、別の手段で攻撃できるように準備しておきましょう。

このとき、モモワロウexのしはいのくさりで動かす順番がとても大事です。しはいのくさりは「ベンチの悪ポケモンをバトル場に出して毒にする」効果なので、
- Nの城を貼り、先にNのゾロアークexを逃がしてから、しはいのくさりでバトル場に出す
- しはいのくさりでベンチのNのゾロアークexをバトル場に出してから、Nの城を貼り、逃がして再度バトル場に出す
このどちらを選ぶかで、バトル場のNのゾロアークexが毒状態かどうかが変わります。くさりもちをつけてダメージを上げたいときは前者を、ダメージを上げる必要がないときや、ポケモンチェックでダメカンが乗って次の相手の番に倒されやすくなるのを防ぎたいときは後者を選びましょう。
よくあるミス❸:とりひきのコストに必要なカードを切ってしまう
特性とりひきは手札を1枚トラッシュすることで山札を2枚引ける特性ですが、どのカードをコストにするかは注意が必要です。使わないと思ってコストにしたカードが、後になって必要になるなんてこともあります。
相手のデッキがわかった段階で、どう戦っていくかのゲームプランを立て、それに合わせて必要なカードの優先順位をつけてから、とりひきのコストを選びましょう。
最初はたくさんミスしても大丈夫です。PTCGL上でたくさん対戦して、「この相手にはこのカードはいらない」「このゲームではもうこのカードは使わない」という判断ができるようになっていきましょう。
④ このデッキの強みと弱み
強み❶:ドロー特性でサポートに依存せず回せる
このデッキ最大の強みは、Nのゾロアークexの特性とりひきで、サポートに頼らず山札を引き進められることです。

今のカードプールでは、リーリエの決心にドローを依存しているデッキが多く、サポート以外でドローできる特性(たとえばドロンチの偵察指令、ルナトーンのルナサイクル、キチキギスexのさかてにとるなど)は重宝されます。その中で、ドローを特性でこなしつつアタッカーとしても攻撃できるNのゾロアークexは非常に強力です。サポートの枠をドロー以外のカードに使えるので、自分の強い動きを押し付けられます。
強み❷:状況に応じてアタッカーを使い分けられる

基本の回し方で紹介したように、Nのヒヒダルマ・Nのゼクロム・Nのレシラムの技を使い分けて攻撃できるため、相手目線では考えることが多くなり、相手にすると厄介なデッキになります。
特に、環境で多くのプレイヤーが使うドラパルトex(Dragapult ex)に対しては、相手は判断を悩まされます。下手に技ファントムダイブ(Phantom Dive)でNのゾロアークexに200ダメージを与えると、Nのレシラムのパワーレイジで切り返されますし、かといって攻撃しないでいると、Nのヒヒダルマのひだるまキャノンでドロンチを2体まとめて倒されたりします。
特にNのゼクロムの技は大ダメージを出せるため、どの対面でも腐らないカードになっています。相手に合わせて的確な技を選んで攻撃していきましょう。
弱み❶:打点が低い
Nのレシラムのイノセントフレイムは170ダメージで、ニャースexは倒せるものの、多くのポケモンexは倒しきれないダメージです。Nのゼクロムのランページサンダーも250ダメージで、たねポケモンexは倒せますが、2進化exやメガシンカexを倒すには微妙に足りないことが多いです。

そのため、くさりもちを採用したり、改善カードで紹介したマシマシラやからておうの稽古を使ったり、ボスの指令で打点を上げずとも倒せるポケモンから的確に倒していくなどの工夫が必要です。
弱み❷:草弱点であること

今のカードプールでは、オーガポンみどりのめんexが入ったデッキが多く、カミツオロチex(Hydrapple ex)やおまつりおんどデッキなど、草タイプのアタッカーが入っていることが多いです。Nのゾロアークexは草弱点なので、これらに弱点を突かれて簡単に倒されてしまいます。
そのため、このデッキを大会に持ち込む際は、環境をしっかり踏まえたうえで、弱点のデッキはある程度割り切って持ち込む必要があります。
まとめ

Nのゾロアークexデッキは、特性とりひきでサポートに頼らず山札を回しながら、ナイトジョーカーで多彩なNのポケモンの技を使い分けて戦うデッキです。ドロー役とアタッカーを1枚で兼ねる安定感と、相手に合わせた柔軟な立ち回りが最大の魅力です。
一方で、打点の低さや草弱点という明確な弱点もあるので、改善カードで紹介したマシマシラやくさりもち、各種打点補助カードを組み込みつつ、環境を踏まえて調整していくと、より戦いやすくなります。
考えることが多く、使いこなすほど強くなる、やりがいのあるデッキです。ぜひ自分なりのカスタマイズを試してみてください。
PTCGLのエラー対策に
PTCGLでは様々な理由でエラーが発生することがあります。プレイヤー側で簡単に対応できることがほとんどです。
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